007/ダイ・アナザー・デイ [DVD]

製作40周年、20作目と言うことで、大型予算でつくられた作品である。前作のシリアス・ドラマティック路線は影を潜め、再びスペクタクル･アクション路線になっている。しかし、突っこみどこと満載で、ケネス・ツァンは北朝鮮軍の将軍には見えないぞ！とか、オイオイ、アストンマーチン透明になってしまうのか！とか、まるで「フェイス･オフ」じゃないかとかね。秘密兵器イカロスも最後に見せ場があるが、「ダイヤモンド」がインパクトあるこの作品、「ダイヤモンドは永遠に」にオマージュを捧げた作品じゃないかとも感じる。どこか、プロットも似ているしね。ちょっとアンリアリスティックな所は「ムーンレイカー」と並ぶ怪作であると僕は思う。初のアカデミー賞受賞ボンドガール、ハル･ベリーもあまり彼女の魅力を発揮しているようにも感じない。（まあ、とてもキレイだけど。）テンポもちょっとイマイチで散漫な印象なんだよねえ。当初はマーティン･キャンベル監督の予定だったらしいが、もし、彼が演出していたらどうだったのかなあ。 007/ダイ・アナザー・デイ [DVD] 関連情報

イン・アメリカ 三つの小さな願いごと [DVD]

若い夫婦と二人の幼い娘がアイルランドからニューヨークに夢をみてやってくる。一人息子をなくした家族は、彼を忘れるためにも新しい土地に来る必要があったのかもしれない。だけど、やっぱり忘れることができず、それぞれの想いに苦しみ、そしてそのお互いの苦しみが手に取るほど分かるけど、何もできないもどかしさ。そして、必死でそれを乗り越えようとする家族愛に涙がとまりませんでした。本当の姉妹だという二人の娘役がとびきりかわいい！またお姉ちゃんが歌う「デスペラード」は本当に感動します。 イン・アメリカ 三つの小さな願いごと [DVD] 関連情報

Nのために - N no Tame ni.