リージョン.フリーなので,お手持ちのプレイヤーで問題なく見れます.
Tool 2006年春発売の新作からの先行DVDシングル.
収録内容は,
・ヴィデオ・クリップ
・同オーディオ・コメンタリー(デュアル)
・同リミックス・オーディオ・トラック
です.オーディオ・コメンタリーについては,
「ほとんどヴィデオなんて見ない」というジェロ・ビアフラが語るライヴ録音版に仕上がっているので聴き応えありです.
Parabola [DVD] [Import] 関連情報
ジョシュア・レッドマンのグループで活躍していた3人が、そのまま参集したトリオ盤。日本の企画作なのだが、結果的にこれが、彼の貴重なトリオ盤になってしまった。クリス・トーマスのベースに、ブライアン・ブレイドの太鼓。重量級である。このリズム隊が実にすばらしい。ひとつひとつの拍動にまで、完璧に目配りの行き届いたグルーヴが鋳造される。ベースは堅実なウォーカーであり、クリスチャン・マクブライドのように腰の据わった拍動で屋台骨を通す。屈強なリズム隊に支えられたリーダーのピアノは、猫の忍び足の如くしなやかに撥ねながら、美しくレガートする。一聴、シダー・ウォルトンからデヴィッド・ヘイゼルタインの流れが、鮮やかに脳裏を去来。右手は淀みなく歌い、楽曲も丁寧に仕込まれている。きわめて爽やかな聴後感。非常に水準の高いポスト・バップ・トリオである。本家ヘイゼルタインの『クラシック・トリオ』を聴いたときの爽快な気分が甦り、これを聴いた当時は、心地良い興奮を覚えたものだった。その後彼はMAX JAZZから二枚のリーダー盤を出すも、本盤ほどの閃きは感じられず。生涯の一番良いときに、理想的なサイドメンに支えられた僥倖が、辛うじてここに音の記録として残された。恐らくは彼の生涯においても、今後、代表作に位置づけられていく作品だろう。日本制作の録音は、とかく揶揄されがちだが、こういう若人の作品を、その果実が熟れすぎないうちに摘み取っていた見識は、もっと評価されて良いと思う。 パラボラ 関連情報