Pinky Violence: Essential Trailers ピンク映画エロ画像 (1970-1977) 宇能鴻一郎

味な旅舌の旅 (中公文庫)

　1968年にJTB出版局から出た『味な旅　舌の旅』（1978年にKKロングセラーズから『美味めぐり』と改題して復刊されたことがある）の文庫化。内容は、小説が削られるなど異同がある。
　あの宇能鴻一郎の著作を読むのは初めてだったのだが、いろいろと感心させられた。まず、文章が上手い。30才そこそこで書いたとは思えぬ老練で成熟した味わい。それから、色っぽい話。うーむ。宇能鴻一郎らしい一冊ということか。
　内容は、小樽、松島、水戸、京都、奄美など日本各地を旅して美食を楽しむというもの。食べ物についても土地についても、しっかりと魅力が伝わってくる。
　ただ、現代という時代にはもはや合わない作風というふうにも感じた。味な旅舌の旅 (中公文庫) 関連情報

宇能鴻一郎の姉妹理容室 [DVD]

井上麻衣は百恵似のルックスで魅力的な女優さんでした。当時、劇場に貼られていたポスターにも井上の美しいヌード姿が単身写し出されていて素晴らしいものでした。三崎奈美とのW主演で姉妹設定も絶妙です。これは三崎の代表作といっても良くこの映画でもコメディー+sexyナイスバディーを充分楽しませてくれた面白作品です。宇能鴻一郎の姉妹理容室 [DVD] 関連情報

宇能鴻一郎の看護婦寮 [DVD]

一世を風靡した日活ロマンポルノ。
主演の原悦子さんは、アイドル的な人気でした。
日活ロマンポルノが当時の若者に指示されたのは、成人映画というアウトサイダー的雰囲気に惹かれた面やこの作品にみられる自由自在のパロディといいますか不条理劇もあったかな、と思います。
タイトルは、中身を示しているわけではありません。
ストーリーらしきものは殆どなく、吾妻ひでお的不条理＆ナンセンスコメディになっています。
成人映画ですので、普通の映画ではやりにくい下ネタが豊富に使え、監督は裸さえある程度写せばあとは自由にできるわけです。
そのため周防正行、崔洋一、相米慎二、滝田洋二郎、森田芳光、根岸吉太郎など優れた才能がたくさん出てきました。
７０年代というのは、高度成長期の魔法が解けたような時代風潮がありました。
それによくマッチしたのだと思います。宇能鴻一郎の看護婦寮 [DVD] 関連情報

宇能鴻一郎の濡れて騎る NYK-203 [DVD]

宇野鴻一郎さんは両親が官僚、東京大学出身で『鯨神』で芥川賞を受賞した小説家です。
その作風は三島由紀夫を彷彿させるもので、その為三島事件に大きな影響を受け純文学の道から官能小説に路線変更をしました。
官能小説では一世を風靡したのが、「わたし・・・なんです」という感じの女性の告白体で描いたコメディタッチの作品群です。
この路線と日活ロマンポルノは相性が良かったと思います。
朝比奈順子さんは宇野鴻一郎シリーズには欠かせないぴったりの方です。
お綺麗なのは勿論ですが、可笑しみと官能とを併せ持った小説から抜け出してきたような女性でした。宇能鴻一郎の濡れて騎る NYK-203 [DVD] 関連情報

宇能鴻一郎の濡れて悶える NYK-206 [DVD]