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COUP DE CHANCE Compact Oxford-Hachette French Dictionary

原典をフランス語とするビジネス文書(第1次原稿)が既に海外で英語に翻訳され、その英訳文書(第2次原稿)を日本語に重訳する作業において、第2次原稿で不明瞭な箇所について第1次原稿と突き合せ、仏→英訳の正確さを確認する必要がある場合に時折遭遇する。その作業用に本辞書(以下Ox)とLarousse Concise French-English/English-French Dictionary(以下La)の両方を購入した。以下は主要点についての両辞書の比較である。目次、解説,動詞活用表等を含む総ページ数:La(1440ページ)、Ox(1050ページ、中綴りの付録を含む);仏英箇所ページ数:La(622ページ)、Ox(476ページ);英仏箇所ページ数:La(682ページ)、Ox(462ページ)。フォントの大きさ、行数、活字の詰まり具合等で両者間に大きな違いはない。収録語数の申告ベースが必ずしも同じではないため単純比較はできないが、Laは260,000 words, expressions and translationsをカバーするとし、Oxは90,000 words and phrases and 120,000 translationsをofferするとしている。しばらく使っての感想だが、Laの方がページ数の多さから一つの項目に与える記述は仏・英両方についてOxより丁寧なことが多く、英単語のcomprehensiveへの注意事項として「Compréhensif means understanding, not comprehensive.」の説明が付記されていることなどはその一例だ。ただその一方で例えば仏語のglobalについてLaは「adj global」と一語で簡単に片付けているのに対して、Oxは「adj <sum> total; <result, cost> overall; <agreement, solution> global; <study> comprehensive」と懇切丁寧な場合がありこれも捨てがたい。ということで、どちらの辞書の方が優れているかは一概に言えないが、紙質からくるページの開きやすさと目に入るページ面(づら)の落ち着き具合などの点で個人的にはLaの方に軍配を上げたい。 Compact Oxford-Hachette French Dictionary 関連情報




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