ショック・ドクトリン〈下〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く
この本で説明されているショック・ドクトリンと同じことを東日本大震災後の被災地でやろうとしている連中がいる。要注意である。 ショック・ドクトリン〈下〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く 関連情報
原発事故に関して、国が、空恐ろしいまでの偽装工作を行っていることは多くの識者やマスコミも知っているはずだ。しかし、口をつぐんだままである。こんな悲劇的な事件が起きているというのに、涼しい顔をして空とぼけを決め込み、国民大衆をまたしてもだまそうとするのか?そんな怒りがこみ上げてくる人達よ。本書を読むことをお薦めします。歴史的真実は、暗部から眺めるときに明らかになる。権力は常にうそで大衆を丸め込もうとする。そういう視点に立って、書かれている点がなによりもすばらしい。イデオロギーに縛られないで、本書を読んでください。怒りに耐えつつ社会の裏側をのぞいてきた良心的な人々の声が聞こえてきます。こういう人達がいまなお存在することは明日への希望をもたらします。 ノーモア・フクシマ―世紀の核惨事 (あかね文庫) 関連情報