マウリツィオ・ポリーニ ランキング!

マウリツィオ・ポリーニ ショパン:12の練習曲 作品10/作品25

耳が落ちるくらい聴きました。これを聴いてて思ったこと。「生きてて良かった・・・」ジーンときました。最高の2文字にふさわしい本物の音です。ショパンを弾く人は絶対に買わなければなりません。個人的には黒鍵〜を練習している為これを集中してリピートしていますが、ポリーニはとにかく正確に正確に正確に弾いています。何の叙情的な感じも入れない。しかしとてつもなく美しい。彼は気持ちを込めて弾いたりすることよりも、エチュードという曲の性格上練習曲としてきっちり正確にこう弾くべきで、ここから美しい音は生まれるという原則を示したかったのではないでしょうか。ショパンの意図にとても沿っているような気がします。伊藤 恵さんの25-12と彼の曲は好対照。恵さんの迫力ある感動的な演奏に比べ、ポリーニはやはり正確に弾いています。何度も感動やドラマを感じたくて聴きたくなるのは伊藤さん、しかしその音楽から釘付けで「離れなれない」のはポリーニ。正確に弾くこと、それをとてつもない精度で行うことでショパンのエチュードはここまで昇華できるという好例だと思います。素晴らしい曲を作ってくれたショパンと、その特性を最大限と言ってレベルに引き出したポリーニに頭をただひたすら垂れ、何度も繰り返し聞けることに喜びを禁じえない1枚です。 ショパン:12の練習曲 作品10/作品25 関連情報

マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini: Chopin

全部は聴いていないけど、エチュードを聴いただけで、ただ圧倒される。18歳でショパンコンクールで優勝したのはフロックでもなんでもないことが証明されている。今や現存するピアニストの中で断トツの巨匠と言える。買って損はない。 Maurizio Pollini: Chopin 関連情報

マウリツィオ・ポリーニ ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 [DVD]

1977年にウィーンのムジークフェラインザールで行われた、クラウディオ・アバド指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏によるコンサートの模様を収録。若きマウリツィオ・ポリーニのピアノを見られる貴重な記録。曲もオケも最高で現代にふさわしいブラームスになっている。昨年ポリーニの演奏をサントリー・ホールに聴きに行ったが白髪の好々爺になっていて愕然とした。ただピアノを弾き出せばあの鋭い感性に満ちあふれたポリーニがそこにいた。このDVDの頃のポリーニは古典に現代作品に精力的に演奏をこなしていた時期で最も脂の乗った時期だった。この運指を見る事が出来る本作は本当に貴重だと思う。 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 [DVD] 関連情報




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