コンプライアンス ランキング!

コンプライアンス Influence: Science and Practice (4th Edition)

本書は十年前ほどに出版されて以来確実に版を重ねる名著のようです。原書の見た目に「すわ、ポップサイコロジーか!?」と警戒心を抱かなくはないのですが、大学の教科書として使用されたりと、真面目な本ですね。英語も意外に硬かったです。
社会心理学というのか行動心理学というのか、人間の根源的自己拡大欲求(他人に「影響力」を持ちたい、という欲求)を多面的に分析し、悪質な影響力実践者からいかに身を守るか、を示唆しています。突っ込み体質の方や性格が斜めの方には「目から鱗」というほどではないと思いますですが、改めて明記されると「ほう〜」となるような事柄が沢山書いてあります。いずれも身に覚えがある上に、不思議な社会現象を理解する上でも面白い本です。中国の「寛容政策」の一環としてのエッセイコンクールの記述など一読の価値ありです。「書く」という行為が自己呪縛的であると。「言霊」と言った古代の日本人は正しかったのだな、と感動。となると、朝日文化人とか岩波文化人とか日経文化人とか、あの人たちやこの人たちの「面妖な生態」にも納得が行くというものです。ペンは剣より強し、と言うが、ペンはそれを振るう人間をも「食う」らしいです。
読了して、個人主義やら自由意志やらは大多数の人間にとってはマボロシだよなぁ、と苦笑いすること請け合いです。これは役に立つ一冊ですね。 Influence: Science and Practice (4th Edition) 関連情報

コンプライアンス コンプライアンスが日本を潰す (扶桑社新書)

 約10年前、いわゆる”小泉改革”が世の中を席巻し始めた時、この”改革”によって明らかに不利益をこうむるであろう人々が、”改革”を熱心に支持する姿に唖然としました。なぜ日本人はこんなに深く物事を考えない人たちばかりになってしまったのだろうかと。いやもしかしたら、高度成長の過程で背後にかくれていただけで、長期の不況と稀代のアジテーターの登場で、それが顕在化しただけなのかもしれません。
 著者のこの本を読ませていただき、「新自由主義」と「コンプライアンスの偏重」が表裏一体のものであることが切れ味鋭く分析されており、まさに目から鱗が落ちる思いがしました。心のなかのもやもやが一挙に取り払われた感じです。
 かつて40年以上前、ミルトン・フリードマンの『資本主義と自由』の翻訳を読まされ、感想文を書かされた時、担当の、”保守で右翼の論客っぽい”「近代経済学」の先生が、規制は良くない良くないというが、規制を取り払ってしまって、すべてを自由にしてしまったら資本主義というのは成り立たなくなってしまうんだよ、ということを力説され、フリードマンを批判していたのを思い出します(今ならこの先生は”左翼”になってしまうのでしょうが)。
 政治や経済を含め、あらゆるものがアメリカ化・合理主義化されて(というか、著者の言われるようにアメリカ以上に合理主義化され)、潤いがなく味も素っ気もない国になってしまい、日本固有のものとして残っているのは、草の根封建主義・精神をまったく失った伝統文化・何も考えない国民、だけというのではあまりにも悲しい。
 「古い歴史を持つ国で、かつては経済大国としても栄えたが、今では誰からも忘れ去られた極東のちっぽけな島国」、が2〜30年後の日本の姿、ということでないよう、心から祈念する次第です(その頃私はもういませんので知ったことではありませんが)。
 
 著者には、この本の内容をさらに深化させ、できることならより理論化されることを切に望みます。 コンプライアンスが日本を潰す (扶桑社新書) 関連情報

コンプライアンス CENTRAL ソシアック・X 【息を吹きかけるだけの簡単操作 高感度100段階・日本製センサー】アルコール検知器 SC-202

以前も同じ製品を使用していましたが、それよりも計測結果が早くなりました。必要以上の過剰反応も殆どなく、適切な検査結果が出る良い製品だと思います。朝、必ず会社のドライバーや営業マンの吐息をチェックし記録する習慣にしています。 CENTRAL ソシアック・X 【息を吹きかけるだけの簡単操作 高感度100段階・日本製センサー】アルコール検知器 SC-202 関連情報




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