北川弘美さん、高橋良輔さん、秋山莉奈さんの主役三人が織りなす、少しエロティックながらも、小粋な大人のメルヘンです。もともと深夜ドラマで、短い時間枠だった為に、ストーリーに多少の粗削りな感じがあるのは否めませんが、それでも虹玉という、一見、荒唐無稽な病気をテーマに、純愛を絡めた原作もさることながら、脚本も良く頑張ったと思います。また主役三人の熱演も、ドラマにリアリティを持たせており、ともすれば現実味のない虹玉という奇病も気にならないほど、純愛を演じています。また川島なお美さん演じる女医が語る格言が、ドラマにスパイスを利かせて、シャレた大人のメルヘンにしています。今、恋愛をしてる人も、してない人も、このドラマを観て、少しだけ純な気持ちになってみるのも悪くないのでは?と思います。 クピドの悪戯 虹玉 DVD-BOX 関連情報
TVで見て以来、気になってたけど。
なんでもっと早く手を伸ばさなかったのか。
あたたかみのあるスモーキーな声の持ち主。
個人的には直接的な歌詞やタイトルはあまり好きではなかったけど、そんな事を気にさせないくらい歌がすばらしい。
めざましTVの占いで流れている「There Must Be An Angel 」等、カバー曲も良かった。
Open Your Heart~素顔のままで~ 関連情報
全曲聞き入ってしまう程完成度の高いアルバム、又カヴァーアルバムを発売して欲しい。 BEST STORY~Life stories~ 関連情報
怜子から逃げ回り、桐生とも気まずくなった睦月の時間が…運命の歯車が静かに回り始める。3週間前の地獄とは打って変わり、全ての事態が好転したかのように思えたが…。睦月はあの夜桐生と抱き合った事を気にしているけど、桐生は明け方まで何をするでも無く側に居てくれた睦月の存在に惹かれ始めていた。そんな揺れる桐生の心が、睦月に救いを求める。その微妙な雰囲気を感じ取れた睦月だったけど、睦月にとって桐生は虹玉の良き理解者で怜子との恋の相談が出来る唯一の女友達。怜子との幸せな時間の前では、ただそれだけで良かった。報われないもう一つの恋が動き始め、限りある残り4つの玉を巡ってドラマは徐々に加速していく。桐生は料理も出来て尽くすタイプのいい女だけど、いきなり勝手に家に来たりするその重さが男にウザがられて捨てられるタイプなんだろうな…。その辺の微妙なリアリズムが妙に面白かったりする。 クピドの悪戯―虹玉 (3) (ヤングサンデーコミックス) 関連情報
睦月とて男なんだから桐生みたいな女にこう言われて理性が保てる訳がいない。いや、そんな表面的な事が言いたいんじゃなくて、桐生を抱いている時の睦月の心理描写がとても細かく核心を突いている。この辺の描写力が、性描写を扱う他の漫画と格段に違う。そして、桐生の描き方も単に可愛いだけではなくて、女の嫌な部分すら武器にしてしまうほど魅力的に描かれている。運命を変える長い夜が明け、明け方まで側に居続けた睦月の心が桐生の恋心を突き動かし、中学時代からの腐れ縁でしかなかった2人の関係にしこりを残していく。「何も無かった」では終わらせれないほどページ数を割いて丁寧に描かれている。物語にとって大きな転換期を迎える。どうしても気になって仕方が無いのが、桐生の部屋にある家電製品の豪華さ。働いているといっても21歳の一人暮らしをしている女の子が自分で買ったとは思えない。不倫相手の男に買ってもらったのかなと邪推してしまう。その辺りでピンとこない睦月の「若さ」もさりげない演出として面白い。 クピドの悪戯―虹玉 (2) (ヤングサンデーコミックス) 関連情報