アーサー・マクドナルド ランキング!

アーサー・マクドナルド 《アドリブ誌リコメンド KUDU ベスト12》 24ビット・リマスタリング エニシング・ゴーズ

 KUDUレーベルは大プロデューサー、クリード・テイラーがCTIレーベルと同時並行して、よりソウルフルな音楽を、ということで70年代前半より始めた漆黒のレーベル。看板アーチストにはハンク・クロフォード、ジョニー・ハモンド・スミス、エスタ−・フィリップスなどがいた。 80年代にはレア・グルーヴ・マニアからはLPが垂涎の的となり、ソニー・レスターのグルーヴ・マーチャント・レーベルと共に中古盤が相当な高値で取り引きされていた。 本作はロン・カーターがCTIからKUDUに移籍して1975年に作った唯一の作品。アレンジはデヴィッド・マシューズとロン・カーター本人で、スパニッシュ調の曲がカーター、ソウル調がマシューズとすぐわかる。ソウルと言うよりも、今聞くと、カーターのアルバム中、最もフュージョンに傾倒した作品だったことがわかる。ゆえにたいへん貴重な記録である。例によってヒューバート・ロウズのフルートが全編、最高。 フュージョン・ファンはマスト・アイテムだろう。    《アドリブ誌リコメンド KUDU ベスト12》 24ビット・リマスタリング エニシング・ゴーズ 関連情報

アーサー・マクドナルド 西部劇 パーフェクトコレクション アリゾナ DVD10枚組 ACC-054

子供時代、映画館に通いつめ、西部劇に熱中したものだ。秀作から愚作まで手当たり次第に見た。DVD化されるのは名作西部劇ばかりと思っていたが、懐かしのB級西部劇が続々DVD化されるのは朗報である。このボックスに収録されているような作品が、映画館で熱中した西部劇だ。子供時代に通った映画館、映画館のある町の風景を思い出した。今とは全く違う日本だったね。作品的には標準的な西部劇が揃っている。楽しめる。1940年代の作品は群衆シーンが多く、人件費が安かったんだね。異色作だけ挙げておく。「血ぬられし欲情」はすごい題名だが、当時は煽情的な邦題がついたものだ。アラモの砦で戦死したジム・ボウイの前半生を描く。これは西部劇とは言えない。ヨーロッパ風のチャンバラ時代劇といった方がいい。「アロウヘッド」はアパッチに対する憎悪がむき出し。異様な迫力がある。NHKで放送するのは無理。廉価版なんでお買い得といえる。 西部劇 パーフェクトコレクション アリゾナ DVD10枚組 ACC-054 関連情報

アーサー・マクドナルド 岡本綺堂 190作品⇒1冊に収録

半七捕物帳を移動中の機内などでゆっくり楽しめると思い購入しました。大変お得だと思います。 岡本綺堂 190作品⇒1冊に収録 関連情報

アーサー・マクドナルド 北風のうしろの国 (ハヤカワ文庫 FT ハヤカワ名作セレクション)

穏やかな美しい女性の姿をした北風と本当の意味で賢いダイアモンド。読み終わった後、二人が出会ったことが嬉しくてたまらないという気持ちになりました。初めは北風の奔放さにちょっと面食らったりもしましたが、彼女(といっていいのかな)とダイアモンドのやりとりはボールをぽんぽん投げあっているようで、気が付くとついにこにこしているのです。北風はダイアモンドを腕に抱え空を飛びます。ダイアモンドが見たもの聞いたものは全て彼の中に積まれてゆき、四つ辻掃除をするナニー、父親、母親、厩舎街の馬車屋たち、沢山の人に影響を与えます。それはごく自然な流れなのです。受け取る側からすれば、ダイアモンドの言うことは突拍子もなかったり、裏表がはっきりしなかったりします。けれど忘れられなくなる。おばかさん、といわれてもダイアモンドはちっとも怒ったりしません。だからますます不思議な子だなあと読み手の印象にも残る。それがダイアモンド少年の魅力なのでしょうね。大々的な癒しをするわけではないのです。もっと深くて小さなところ、人が大人になるにつれ広がっていく悪知恵がある場所をダイアモンドは暖めて治してくれる。大昔のお医者さんや薬が無かった頃の治療法に似ている気がします。私はこの作品で中村妙子さんを知ったのですが、素敵な言葉を選び出せる方なのだなあと感動しました。ダイアモンドが読む詩や歌は可愛らしく、どれもが真を突いている。言葉を訳すだけでなく、もう一度作り上げることのできる中村さんに出会えたことがとても幸せです。ファンタジーの祖と素敵な言葉選びの魔法使いさんが組むと、どんな魔法も敵いません。読み終え、悲しいことやどうしようもないことばかりではないのだと思えるようになりました。お話の終わりにほんの少し切なくなりましたが、この本とダイアモンドに出会えてよかったと心から思います。個人的に馬のダイアモンドじいさんが好きです。主人思いのやさしい馬とダイアモンド少年の信頼関係が心をあったかくしてくれるのです。 北風のうしろの国 (ハヤカワ文庫 FT ハヤカワ名作セレクション) 関連情報

アーサー・マクドナルド ブラックセプテンバー ミュンヘン・テロ事件の真実 [DVD]

1972年、旧西ドイツで開催された「ミュンヘンオリンピック」で実際に起きた、アラブ過激分子によるイスラエル選手団襲撃事件は40代以上の方にとってはけっこう鮮烈な記憶として残っていると思います。この作品は、当時の選手の遺族、イスラエル側の要人、旧西ドイツの警察組織関係、唯一生き残ったアラブゲリラなど、関係者たちの証言とニュース映像をもとに、事件の全貌を明らかにしようと試みた作品です。1999年のアメリカ作品。監督はケヴィン・マクドナルド。「氷の微笑」のマイケル・ダグラスがナレーションを担当しています。作品が制作された年代から、当時のハリウッドお得意の「反アラブ的な扇動映画」と思いきや、さまざまな立場・イデオロギーの証言者からバランス良くコメントを盛り込むことによって、淡々と、しかも鋭く事件の真相に迫る硬派なドキュメンタリーに仕上がっています。敗戦国である西ドイツが置かれていた当時の国際的な立場、アラブとイスラエルの対立構造、そして主催者IOCの思惑などが複雑に交差しながらも、意外なまでに脆弱だった当時の警備態勢など、リアルタイムではわからなかった事実が明らかにされ映像として生々しく再現されています。組織の中の個人、暴力装置としての国家、そしていまも収束することのない民族紛争の中の個人と、個人と集団との関わりについてさまざまなことを考えさせる契機になります。 ブラックセプテンバー ミュンヘン・テロ事件の真実 [DVD] 関連情報




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