志村喬 ランキング!

志村喬 牝犬 [DVD]

ストーリーは「カルメン」とほぼ同じ。ただ相手の男が志村喬(当時46歳)で、京マチ子の浮気相手は根上淳。京マチ子の悪女ぶり、といっても、まあさしたることはない。一般的には凡作。 牝犬 [DVD] 関連情報

志村喬 わが心の自叙伝 映画・演劇編

もうみなさん、鬼籍に入られました。志村喬さんの話は「男ありて」という本や「美しく老いたし」(奥様の著)と一緒にお読みになるといいと思います。 わが心の自叙伝 映画・演劇編 関連情報

志村喬 男ありて―志村喬の世界

澤地氏の文章には「愛」があります。文章はこうでなくちゃいけないと思います。志村さんが名優であったように、夫人がよき妻であったように、素晴らしい御夫婦仲であったように、澤地氏の文章は素晴らしいです。辛い事や悲しい事もいっぱい書いてあるのに、涙が出て、読んで嬉しい本。澤地氏らしい名作です。(絶版なのは残念です。) 男ありて―志村喬の世界 関連情報

志村喬 生きる[東宝DVD名作セレクション]

50年代前後の黒澤作品はやはり脚本がいい。本作もかなり凝った作りになっている。話は大きく分けて前半と後半に別れている。時系列で進む前半から、後半は一気にミステリー仕立てになる。こういう斬新な構成の映画は見たことがなかったので新鮮だった。前半は、主人公が胃がんの宣告を受けてから(直接的には受けてないが、それがわかるような工夫がされている)の、彼の一連の行為が描かれる。彼はこれまで数十年皆勤していた市役所を休職し、息子の記憶をたどるも拠り所にならず、飲み屋で小説家と知り合って遅まきながら人生の享楽を味わうも満たされず、虚しさを感じるだけである。そして偶然出会った職場の元事務員の女の子から活力をもらい、それがなんなのか自問するうちに、自分も人生で何か意味があることをしたいと思い始める。彼が決意して店を出る時には、新しい彼の誕生を祝うように「ハッピーバースデイ」の歌が流れる。後半は五ヶ月後の彼の葬式が描かれる。その場に集まった市役所関係者の会話の中から、主人公の最後の五ヶ月の行動が徐々に明らかになる。と同時に、手柄を選挙のために横取りした助役や、公務員組織の縦割りや硬直性が皮肉をこめて描かれる。警官から彼の最後の微笑みが語られ、職場の一同は意気を上げるが、また翌日からは変わらぬ、たらい回しのお役所仕事が繰り返される。公園で楽しげに遊ぶ子供たちが映し出されてラストである。さまざまな人の証言から真実が明らかになる後半の構成は、同監督の『羅生門』と似ている。本作以降も、死を前にした主人公を通じて人生の意味を問うという作品はいくつかあるが、本作が特徴的なのは強い社会風刺が込められているところだろう。ただ生活の安定のために退屈で意味のない仕事を繰り返している「ミイラ」のような人々。それは主人公の最後の生き様を見て、一時的に感動したとしても、決して変わることがない。そしてそれは、この映画を見た人もきっと同じなのである。映画を見て「命短し」「本当の意味で生きるってこういうことだよな」と思っても、明日からまた退屈な日常にもどっていく。それが普通の人間なのだろう。そこまで人生を達観している点で、この映画は単に「人生は有限だから今を大切に前向きに生きよう!」みたいなテイストの映画よりも、一段と印象に深みがある。後半に描かれる役所の人間関係の醜さが、それをまた引き立てている。志村喬の演技がものすごい。ヤクザに「命が惜しくねえのか」とすごまれて、ニカっと笑うところなどはとても印象深かった。本作を見る前は、この映画はブランコで志村喬がしょぼくれているイメージが強く、黒澤作品の中でもあまりおもしろくないんじゃないかと思ってたが、良い意味で裏切られた。*ユーザー名で批評ブログも書いているのでよかったら見てください! 生きる[東宝DVD名作セレクション] 関連情報

志村喬 生きる [VHS]

「七人の侍」と双璧を成す黒澤作品の代表作にして日本映画史上に残る名作。名優・志村喬の演技は生涯最高の出来映え。市長に公園建設の依頼をする迫真の演技があれば、雪の降る夜の公園のブランコに1人微笑みを浮かべて乗っている穏やかな演技ありと、非常に難しい役柄を見事にこなしている。人が人として生きるという事とは、一体どういう事なのか?生きる事の意味とは何なのか?この作品は、観る者すべてに重く普遍的テーマを投げかけている。 生きる [VHS] 関連情報




Loading...


ここを友達に教える