ELPのファースト・ライヴ・アルバム。もともと発売するつもりはなかったのだが、ブートレッグ対策として発売された作品。ムソルグスキーの名曲を彼ら流に大胆にアレンジし、高い演奏技術も相まってなかなかの好アルバムとなっている。デビュー間もない彼らの溢れんばかりのエネルギーが感じ取れる。 展覧会の絵 関連情報
この評価は、作品自体ではなく、今回のリイシューの付加価値面(買いなおす価値があるか)で付けてみた。
2001年UK盤リイシュー時のボートラがそのまま収められている。
当時のライヴ音源だが、ブート並みに音が良くないし、演奏も特段の面白みなし。そもそも、「Works Live」という当時のツアー音源集が存在するのだから、スタジオ録音盤である本作にはスタジオ系の貴重音源を追加してほしかったところだ。
例えば、貴重とはいえないかもしれないが、関連音源の集積という意味でも「庶民のファンファーレ」のシングル・エディットだけでも収録してほしかった気もする。単純比較はできないが、そういう所まで腐心して関連音源の集積をSCM−CD&紙ジャケで実現しているイエスのリイシュー方針がうらやましい。
ELP四部作+3(紙ジャケット仕様) 関連情報
1981年のEL&P解散後のグレッグレイクの初ソロアルバム・・・なんと言っても驚いたのがゲイリームーア(G)とのコラボレイトだった事、信じられませんでした!!1曲目「ニュークリアアタック」はゲイリームーアの名曲で、誰のアルバムかわからないほど(笑)弾きまくっていて最高です!!基本的なメンバーは、グレッグレイク(G・Vo)・ゲイリームーア(G)・トリスタンマーゲッツ(B)・テッドマッケンナ(Dr)・・・どこで誰が弾いているかわかりませんが、スティーヴルカサー(G)・デヴィッドハンゲイト(B)・ジェフポーカロ(Dr)のTOTOのメンバーや、マイケルジャイルス(Dr)等が参加しています。確か当時のインタヴューで、TOTOのメンバーの仕事の早さを誉めてました。グレッグレイクとゲイリームーアの奇跡的なコラボレイトアルバム・・・見かけるうちにゲットしておきましょう!! グレッグ・レイク&ゲイリー・ムーア(紙ジャケット仕様) 関連情報
別冊カドカワtreasure Progressive Rock プログレッシヴ・ロック Special Interview キース・エマーソン (カドカワ・ミニッツブック)
Kindle でキースのインタビュー本が販売しているのを知って即決でダウンロード。
内容も個人的には大当たりでした。
今後もこの手の編集作品を販売してくれると嬉しいですね。
別冊カドカワtreasure Progressive Rock プログレッシヴ・ロック Special Interview キース・エマーソン (カドカワ・ミニッツブック) 関連情報
ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール [DVD]
解散してからも定期的によく再結成しながら近年本格的に活動している彼らだが、いまだこのフレッシュな雰囲気に驚く。さすがに熟練感はあるけどダイナミックさと繊細さ、清涼感ある緊張感やジョーク混じりの会話はいつものザ・フーだ。それに加え、今までにない強さをもっている気がした。「俺はリード・ギタリストになろうと思って努力したことさえなかったんだ。俺は自分が中心人物になるよりも、他の奴らがやりやすいように雰囲気を盛り上げるほうが好きなんだね。こうしてるのが、音楽的にも一番満足するんだ」といういつもポイント部分にしかアクションしないピートだが、ゲストとの良い共演も世代が違ってもロックンロール好きの共通項を通して楽しんでいる人との繋がりもみてとれた。中でも注目ドラマーのザック・スターキーは父親やキースMからレッスンを少し受けた後、独学で腕を磨いていった実力派。誠実でタイトだけどアグレッシヴなドラミングをみせ、ピートも「キースの才能には適わない。でもキースを超える才能も持ってる」というほど。そしてキッズの心情を反映させてきた彼らだからこそ、ここでの主役はラストの彼らなのだろう。オリジナルメンバーも二人になってしまったけど、ロールしていくべきだしザ・フーの中に二人が生きている気がします。 ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール [DVD] 関連情報