唯登詩樹 ランキング!

唯登詩樹 Oui Chef! 1 (ヤングジャンプコミックス)

物語は静岡県H市の老舗洋食屋さんから始まります。 お父さんが病気になり経営が傾いた洋食屋さんの再建に就職を諦めて東京から帰ってきた篠崎花音。 自分の未熟さに気が付いた彼女は2年間の猶予を貰い、食を基礎から学ぶために料理学校に・・・

所謂グルメ漫画とは一線を画した人間ドラマと青春群像が物語の本当の隠し味になっています。原作者の城アラキ先生は「ソムリエ」、「ソムリエール」、「バーテンダー」などの作品でお酒を通して大人の世界を描いてきた方なので、単に料理のレシピの紹介ではなく、文化としての食の物語が作品を奥深くしています。

そして、漫画作者のこばやしひよこ先生の絵が素晴らしい。 花音ちゃん、カワイイ・・・は兎も角として、背景のディテイルにまでこだわった緻密な作画も物語を更に美味しくさせています。 何より絵に勢いがあるんですよね。主人公の篠崎花音に天才シェフ葛城竣一、そして彼らを囲む料理学校の仲間たち。 どのキャラもとても魅力的に立ちまくりです。 主人公のデカ乳だけに騙されてはいけません。

ひよこ先生のスケジュールの都合で、コミック第一巻の後、第二巻まで少し間が開くのが残念ですが、ひよこ先生の直筆のあとがきに添えられたちょっとしたイラストがまた“楽しい”ので許してあげたいと思います。 はやく復帰を! Oui Chef! 1 (ヤングジャンプコミックス) 関連情報

唯登詩樹 My Sisters (TENMAコミックス)

著者は、CGを漫画に使用し始めた草分けの一人だ。昔から、バックや服のフリルまで、非常に丁寧に絵を描く人だったが、さらに進歩している★その点では、ケチのつけようがないのだが、漫画は細かく書きこめばいいというものではないと思う。何を見せたいかが重要なのだ★本作品を一見して感じるのは、目が疲れるということである。人物とバックが、同じ線で描かれている。通常、漫画家は、人物を強調するために、線の太さを変えたり、強弱をつけたりするのだが、著者は、人物もバックも、線にはほとんど差をつけない方針であるらしい★「きれいな絵だな」とは思うものの、エロ漫画として実用性があるかというと、かなり疑問がある。 My Sisters (TENMAコミックス) 関連情報

唯登詩樹 My doll house 2 (ヤングジャンプコミックス)

待ちに待った2巻です!

読んでみた感想としては、今巻は主人公が自身の性別について本気で悩むなど、
単に「男の娘」もので片付けられてしまいがちな面を真正面から取り上げていましたね。
男でありたいがゆえに女の子に男性の象徴であるナニを突っ込みまくる彼の姿がインモラルな反面、最高にエロいです。
・・・・文章で書いてると主人公、最高に酷い野郎ですね。
ですがありすの姿だと、何だか許せちゃうんだから不思議なものです。
カワイイは正義ですね。

男だけれど女として生きる道を選んだいわゆるニューハーフの人達との交流など、
今までの男の娘ものでは中々取り上げられなかった性的マイノリティのエピソードなど、一見重そうなテーマに思えますが、
唯先生の美しい絵柄が適度に生々しさを感じさせず、逆に綺麗だと思わせるのだから凄いところです。

それにしても、2巻になっても既存のヒロイン達の大半はありすとの出会いやその背景がほとんど語られていない(おそらく1巻のサヤカやキャバクラのお姉さんみたいな話があったんでしょうが)わけですが、
そんな彼女達のエピソードも読んでみたいなと思います。
あの大和撫子っぽい長髪のお姉さん(1巻の終わりくらいに名前シャツには「Shiho」とあり)とか、研究室の先生と関係があるのをにおわせている麗奈さんとか、皆とても魅力的なので。 My doll house 2 (ヤングジャンプコミックス) 関連情報

唯登詩樹 My doll house 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

簡単に説明すると、超金持ちな主人公は女装趣味の持ち主です。

しかも特異体質まで備わっていて、
普通の女性は彼のフェロモンを嗅いだだけでメロメロになってしまうという超人っぷり。
しかし、主人公は幼馴染みの美羽のことを一途に思っており、
女装趣味は外見が男らしくないことへのコンプレックスの裏返しなわけです。

こう書いていると、ラブコメ的なノリが強いように思えますが、
この漫画の一番の魅力は実は主人公と美羽の純愛ではないかもしれません。

そもそもこの主人公、自分の財力にモノを言わせ、
性的に気に入った女性なら誰でも自分の豪邸に住まわせるという、男バージョンだと単なるクズ野郎に見えます。

マネージャーのお姉さんには美羽に純愛を求めるくせに自分はヤリまくりなことについて「普通の女の子ならアンタみたいな男はごめんだわ」と内心思われてるくらいです。

なので、本筋は彼を取り巻く妖艶な女性たちの見事に均整の取れたプロポーションと、身体のラインを強調した服装の数々、
そして彼女たちが主人公のフェロモンにあてられて彼を求めまくるエッチシーンであるように思います。

この唯登詩樹氏の描く女性は、主人公の女装を含め本当に美しいです。
単に絵が上手いという以外にも、
さりげない女性の私服や構図がどれも「ツボ」のようなもの、ある意味「フェチ」的な魅力を持っています。

井戸端会議している女の子たちを写したとき、
足下だけの構図になるコマなどがありますが、
彼女たちが履いている靴一つ一つが個性を表していたり、
その美しい脚が強調されていたりで、
とにかくフェチ心をくすぐる構図が随所に見受けられます。

直接的でない、匂い立つようなエロスが好きな方にはオススメの一作だと思いました。 My doll house 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 関連情報

唯登詩樹 シテ・・・ほしいの (富士美コミックス)

前作という表現が正しいかはわかりませんが、正直「Hな…」の方がよいです。
こちらは絵が綺麗になったといえばそうなのですが、なんというかハッキリしない感じと言えばいいのか…な?
作者の絵が好きならば買って損はないといえますが、この手の本でいうところの実用性は低いかなと。
お話はショートストーリーの繋がりですが、ちょっと現実離れした話が多いですね。
オールカラーで、女の子がかわいいので、その点で☆3つです。 シテ・・・ほしいの (富士美コミックス) 関連情報



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