1ほか、曲調そのものは、いわゆる達郎節で、過去にも同種の曲はたくさんありました。
でも、おそらく達郎さんご自身が、その達郎節が映画のプロデューサーだけではなく、映画の観客だけでもなく、一般リスナーに求められていることを熟知したうえで作ってらっしゃることが、マンネリという批判を寄せつけず、むしろ聴く者を感動させる要因になっていると思います。この曲の後に「さよなら夏の日」を聴きたい気持ちになりますが、でも、歌詞は、一高校生の想い出の記録である「さよなら夏の日」よりも、深い世界観が表現されています。そのひとつが「零戦が空を飛ぶはるかな時代から」ということばでしょう。商業広告には向いていない「零戦」ということばは、洋楽に出てくるわけはなく、邦楽でしかありえないことばです。でも、いまどきのはやりの邦楽にはありえないことばの衝撃をもっています。頭の中をガツンと叩かれた感じ。ぼくは戦争を知りませんが、ああ日本の夏、8月は、あの戦争が終わった時期だったんだ、と。
2は、「零戦が空を飛ぶはるかな時代から」ということばを受けるかのように、「信じる神のための争いは止まない。どうして君とは友達にさえなれないの」。
3は、2009年4月25日北海道厚生年金会館でのライヴ録音。イントロで、子どもたちの未来、手塚治虫生誕80周年にささげるパフォーマンスであることがコメントされています。間奏では、「鉄腕アトム」を歌っています。
「零戦」(日本の戦闘機)「歴史」「愛の記憶」「夏の夢」「真夏の奇跡」「幼い命」「神」「争い」「友達」「希望」「誇り」「自由」「勇気」「未来」「生命」「静かな叫び」「大事な友達」などのことばに説教臭さを感じるよりも、まともに感動してしまいました。
裏ジャケットには、正面からではないですが、ギターをもって歌う達郎さんの姿が映っています。
僕らの夏の夢/ミューズ 関連情報
人気歌番組収録中に、雛壇に座っていた見学中の女子高生が刺され死亡するという事件を発端に連続殺人事件が起こり……。
栗本薫の小説デビュー作。「ポーの一族」というロック・バンドのメンバーである薫くんが主人公。
薫くんたちは、大人から見れば「無感動の、無関心の」非人間的で、長髪で女みてぇな、今どきの若者(1978年の作品だからね!)。
そういった若者からの、既成秩序に対する異議申し立てがテーマになっている。事件を軸に、警察や被害者の父親と、事件の現場にいた若者の対立が描かれ、ラストで驚くべき動機がはっきりとした時、若者たちの無垢と無垢を守るための行動があかされ、良質な青春ミステリィとしての驚きにうちのめされる。
ぼくらの時代 (新風舎文庫) 関連情報
今のブルーハーブがあるからこそ、つらい過去のブルーハーブもあるのだと思う。辛く過酷な日々での音楽生活やバイトの日々でのし上がるチャンスをひたすら待ち、やっと来たチャンスをモノにしたという曲だ。 この曲の良さはトラックというよりBOSSの歌詞の良さが支えてると思う。 未来は俺等の手の中 関連情報
全く違うジャンルの三人、それぞれに
しっかりと自分の立ち位置があり、意見が
あり、でも柔軟な受け入れもあり。
全く違うからこそ、お互いに良く分かり
合える!
違う三人だからの面白さが満載!
ボクらの時代 芸とロック ~悩みながら前に進む 関連情報
ほかの方もおっしゃっていますが、
平野さんは非常に存在感が薄いです。
なので、平野さんのために、この本を
買うのはやめたほうがいいと思います。
瀬戸内さんと美輪さんはこの本以外でも
あちこちで対談されたりしていて、
取り立てて珍しい、新しい内容はありません。
まあ、すべてが面白く、魅力的ではありますが。
簡単にさらりと読める内容ですが、
観阿弥、世阿弥が出てきたり、
遠藤周作、三島由紀夫、寺島修二などは
まるで今そこにいるかのように語られています。
また、仏教や密教の話なども出てきて、
さらりと読めますが、もっと掘り下げて
自分で本を探したり勉強できる余地のある
いい本だと思います。
たくさん本を出されている方々なので
既読感は否めませんが、
いい内容だと思います。
恋愛の話、いい男だの好みのタイプだの
そういうのをあけすけに言っても
チャーミングだと思われる、
年齢、地位になられたのだと思います。
かつてはたくさんバッシングされたお二人でしたが。
ボクらの時代 日本人なら「気品」を身につけなさい 関連情報