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タッシェン モネ NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

駆け出しの時代から晩年まで、支援者・画家との交流そして二人の妻との時間を描きながら、モネの生涯を追う。一つ一つの画の解説は勿論のこと、当時の美術画の世界における印象派とモネの評価、モネが描きたかったものと苦悩等々、モネの人生と作品が外側と内側の両方から解説されている。本のサイズ自体がそんなに大きくないので、収録されている作品も自然と小さくなるが、代表的な作品の多くにはフルページもしくは3分の2ページ程度のスペースが割かれているので、手軽な画集としても楽しめる(私の購入動機はこちらにあったが、十分満足いくものであった)。私自身は画に蘊蓄を求める人間ではないが(そんな絵心も持ち合わせていない)、こうやって好きなモネの画を、当時の美術画界の流行及び彼の足跡・目線を追いながら一つの作品集の中で並べて観てみることで、美術館での鑑賞時には得られなかった、モネという画家と彼の作品に対する理解が深まるのを実感した。 モネ NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ) 関連情報

タッシェン

 イギリスの 2000年 Erotic Photographer of the year にも選ばれたロイ・スチュアートの写真集の第二弾。レイモンド・アンダーソンは、  「良い写真とはもういちど見たくなる写真のことである」と言っているが、たしかにこの本のなかには何度も繰り返し見たくなるような写真が満載である。 例えば、この表紙の写真。ロイの「覗き趣味的な」猥雑な雰囲気が横溢している。まず、この女性は何故この部屋の片隅にこうやって座っているんだろうと疑問を抱かせるのがいい。メイドさんっぽい衣装をつけて、アンニュイ美人なのがいい。ぷっくりした口をなかば開けて目は閉じて恍惚の表情をうかべているのがいい。左手でブロンドの髪をいじっているのが彼女のこころの乱れ、あるいは倦怠感を表しているようでいい。 可愛らしい小さな右乳首がブラージャーから唐突にはみ出していて、ピンク色の乳暈も小さく、そこに左上部から柔らかな光が当たって、ほのかな影ができているのがいい。乳首の赤色と唇の赤色がこのややセピアっぽいくすんだ写真にアクセントを与えているのがいい。黒いストッキングをはいて、両膝をきっちり合わせ、膝下の両足の部分と靴が形作る正確な正三角形がいい。その正三角形の下のカーペットのあざやかな青色がこの写真に深みと奥行きを与えていてとてもいい。 彼女の息遣いや暖かいからだから漂う(安物の)香水のかおりが感じられる。この写真を見ているといくらでも想念(妄想)が沸きあがるのである。これらの想念は分析的に時間を経過して生じてくるものではない。すべてが一瞥で感得される。ロイ・スチュアートの写真を見るときのアドバイスは「考えるな。ただ感じろ」に尽きる。 関連情報

タッシェン フェルメール NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

美術館の図録が黒つぶれしていたため、本品を買い求めたがやはり黒い部分が全部潰れてしまっている。この価格の書籍に、現物並の印刷を要求するのは酷なのだろうが。いつの日か本物に再開できるまで、この画で我慢。 フェルメール NBS-J (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ) 関連情報

タッシェン ロイ・スチュアート (Volume2) (タッシェン・フォト・シリーズ)

 イギリスの 2000年 Erotic Photographer of the year にも選ばれたロイ・スチュアートの写真集の第二弾。レイモンド・アンダーソンは、  「良い写真とはもういちど見たくなる写真のことである」と言っているが、たしかにこの本のなかには何度も繰り返し見たくなるような写真が満載である。 例えば、この表紙の写真。ロイの「覗き趣味的な」猥雑な雰囲気が横溢している。まず、この女性は何故この部屋の片隅にこうやって座っているんだろうと疑問を抱かせるのがいい。メイドさんっぽい衣装をつけて、アンニュイ美人なのがいい。ぷっくりした口をなかば開けて目は閉じて恍惚の表情をうかべているのがいい。左手でブロンドの髪をいじっているのが彼女のこころの乱れ、あるいは倦怠感を表しているようでいい。 可愛らしい小さな右乳首がブラージャーから唐突にはみ出していて、ピンク色の乳暈も小さく、そこに左上部から柔らかな光が当たって、ほのかな影ができているのがいい。乳首の赤色と唇の赤色がこのややセピアっぽいくすんだ写真にアクセントを与えているのがいい。黒いストッキングをはいて、両膝をきっちり合わせ、膝下の両足の部分と靴が形作る正確な正三角形がいい。その正三角形の下のカーペットのあざやかな青色がこの写真に深みと奥行きを与えていてとてもいい。 彼女の息遣いや暖かいからだから漂う(安物の)香水のかおりが感じられる。この写真を見ているといくらでも想念(妄想)が沸きあがるのである。これらの想念は分析的に時間を経過して生じてくるものではない。すべてが一瞥で感得される。ロイ・スチュアートの写真を見るときのアドバイスは「考えるな。ただ感じろ」に尽きる。 ロイ・スチュアート (Volume2) (タッシェン・フォト・シリーズ) 関連情報




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