役者一人ひとりが大変魅力的なドラマでした。特に森山未来さん(漢字が間違っていたらすみません)。私はこの方がどうしていいのか、今までわからなかったんですが、セカチュウも見たし、その他でもあまりいいとは思えなかった。ファンの方すみません。でも、この作品の彼は素敵です。ハンサムとは言い難いけど、だんだん味のある顔に惹かれていきました。表情も豊かで、生き生きとし、ああ、いい役者さんというのはこういうもんなのかな・・・と彼で納得した次第です。間の取り方は若いだけあって、まだ後述する香川さんには及びませんが、元気がよく、細かい動きの数々に魅了されました。彼が出てくると、一気に注目を集めるというか、この方は目立つんですね。どうしてかわかりませんが・・・。とにかく森山さんが素晴らしかった。そして、香川さん。この人ももうベテラン俳優になってしまいましたが、若いころはちっともいいと思えなかった。顔もしつこそうで濃いし、どこがいいのだろうと。でもうまい。この人は中年になって花開いた方だと思う。パワフルで安定した演技。なんでもこなす逞しさ、豪快さ。物凄いかっこいい性格俳優になってしまいましたね。男性は中年になってからが勝負なんだなと、この方を見ていると思います。そして、主役の松たか子。相変わらず綺麗ですが、急に大人びてしまって切ない表情にずっともらい泣きしました。もともとこの方上手かったけど、さらに腕をあげたような気がします。加藤ローサもマスコット的な可愛さで、もう母親なんですね、この方。なんだか可愛い方でもったいないなぁと。もう少しテレビで拝見したかった。さて、このように個々の役者が一人ひとりいい。もちろん、藤田まことさんも現代劇を器用にこなし、ひょうひょうとした雰囲気も似合っていました。もうこの世にはおられないんですよね。寂しい限りです。ドラマの方より、役者の魅力にひたってください。皆さん、役になりきって生き生きと演じています。そして家族の温かさを描き、エンディングの松さんの声で涙が流れることうけあいです。お勧めです。 役者魂! DVD-BOX 関連情報
舞台美術や音楽がとても良かったです。 難しいだろうと思っていたキャスティングも想像以上にはまり役で、実力のある役者達が揃っていると思います。 ただ、ギャグの多さやキャラクター崩壊は非常に残念に思いました。 なぜここで?というシーンのギャグには頭を抱えたくなりました。 しかし古屋兎丸先生も言う通り、原作を準えるだけではない「江本純子さんの新しいライチ☆光クラブ」として捉えると決して悪い作品ではないと思います。 慣れないシーンはあるものの、エログロなだけではないシュールなチープさや下品さは一周して癖になります。 舞台ライチ☆光クラブ [DVD] 関連情報